昨日の8月4日、バルセロナはランブラス通りの歴史的な、かつあの美しいリセウ劇場にて、演奏しました。
パブロ・カサルス祈念フェスティバルの一環として企画されたものです。
カサルスと言えばチェロ!
ギターとチェロとの関わりは、アランフェス協奏曲が馴染み深いですか、この日は「ボッケリーニ5重奏曲」でした!
こういったプログラムがペペ・ロメロで聴けるとは、羨ましいですね!
2014/5/14~5/23の間、東京公演の為に来日していた巨匠ぺぺロメロさん。
遅くなりましたが、徐々に滞在中の写真などを公開してまいります。
まずはFACEBOOKで紹介したものですが、いくつか。
5月15日、インタビューなどの日程消化の為、電車で移動中の様子です。
中央線に乗っている9年前の写真は当サイト内でご覧頂いていますね。
これは、山手線乗車中の様子です。
ペペロメロJr作- 144番のギターを弾いている写真。
この日予定された「現代ギター」誌のインタビュアー「濱田滋郎先生」を待つ間の写真です。
スペイン語での収録でしたので、内容は雑誌で読むのを楽しみに。
東京でのプレミアムギターの値段など興味深くご覧になりました。
某ギターがサントスより高額なのに驚き、「楽器の実力から言って信じられない。おいぺぺ、(私のこと)これは何かの間違いではないのか?」と。私も全く同意見でした。
さて、第一弾はこんなところで。まだまだのんびり続けます。
ミュンヘンでのコンサート~本番前の控室です。
ぺぺロメロさんと一緒にいると、つくづくこう思います。
「世界的成功の第一条件は、並外れたタフさである」と。
私はぺぺロメロさんの口から一度だけ「疲れた」と聞いたことがあります。
それは、3日間で「スペインマラガ→ニューヨーク→ロス→東京」とコンサート&飛行機が続き成田へ迎えに行った折でした。
そりゃぁ疲れもするだろうと思ったものでした。
日本で数本、コンサートをこなしてお帰りになったのですが、後で聞いたら、その時は「左肩の靭帯が切れていたんだって」!
信じられますか?アランフェス弾いたんですよ。フルコンサートも普通にやったし。
これが「世界一の看板を50年以上背負っている男」の日常か!と思い、到底自分など及びもつかぬと、当然ながら、言葉もありませんでした。
スペイン・マラガ空港で、フライト待ちの時間に練習するペペ・ロメロさんの珍しい写真です。
私ペペ田代はぺぺロメロさんの全てを尊敬をしていますが、私がいつも感心し、尊敬申し上げる特筆すべき点に、【大変に真摯に丁寧に、確実な練習を怠らない」という点です。
ぺぺロメロさんは、世界で最も沢山「アランフェス協奏曲」を演奏なさっているはずですが、極めて遅いテンポですべてを確認しつつ練習なさいます(私はそのビデオ持ってます。練習を撮影していいよ、とおっしゃっていただいたので)
優れた音楽は、その人の実像が垣間見えるものですが、そういった部分からも、【聴衆が感動する】音楽が紡ぎだ出されるのでしょう。
優れたプロほど、【なめていない】のですね、音楽を、演奏を、人生を。
それを思うに、日頃、自分が如何に【気軽に雑に】ギターを手にしているのか、常々反省させられます。
こういった事を得心させられることこそ「真のレッスン」なのですね。どこをどう弾くか、などよりも。
益々5月の来日公演が楽しみです。この来日の為に用意される2つの特別プログラム、全音楽ファン、ギターファン、必見です。
チケットの購入は一日も早く、ぺぺタスウエブショップで!
http://www.shop.pepetas.com/wp/romeroconcert/ticket